−平成17年正月号−
 皆様 お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年度を振り返って
みますと、イラク戦争をはじめ、相変わらずテロがあり、たくさんの貴い命が奪われました。
国内では地球温暖化の影響でしょうか?十回に及ぶ台風の上陸で、各地に災害をもたらし(浄善寺でも瓦が四十枚程飛ぶなど被害にあいました)十月二十三日には新潟中越地震があり、被災地の方には心から哀悼の意をのべたいと思います。
 明るいニュースもありました。イチロー選手は大リーグ最多安打二六二本を打ち、新しい金字塔を打ち立て、松井秀喜選手はニューヨークヤンキースの四番打者を確立し、前年以上の成績を残しました。その海外で活躍する姿は日本国民に爽快感と自信を与えてくれました。

天下和順   天下は平和になり
日月清明   月日は明るく輝き
風雨以時   風や雨はほどよく
災歯s起   災害厄病はおこらず
国豊民安   国豊かに人安らかに

兵戈無用   軍隊兵器無用となり
崇徳興仁   徳をあがめ仁を尊び
務修礼譲   礼節を大切にする

浄土三部経中、仏説無量寿経の一節です。

 高度に発達した文明社会の恩恵に浴しながら、現在の世相を顧みますと、他人の苦しみを見て見ぬふりをし、他人の善意に対して感謝の心を忘れ、自己中心的な振る舞いを見る事が多くなりました。人は自分一人では生きて行けない動物であります。一人の赤子は家族の中で育てられ、人々の世話を受けながら成長し、社会の一人となって国が成立しているのです。
自分というものが、如何に小さく愚かであるかという事を知れば知る程、父母の恩、社会の恩、国家の恩、そして仏法僧の恩を受けている事を深く知らねばなりません。
 万民救済の教えを説かれる法然上人は、念仏を称えるその中に、明るい心、仲よくする心、正しい行動できる心が芽生えるという、尊さ、有難さがある事をお説きになられました。
この教えを実行に移すことが、家庭の平和、社会の平和、そして国家世界の平和につながるものであります。それは、念仏を申す心から生じるものであります。
 浄善寺の平成大修復事業も建設委員会のご苦労のもと、今年度末から来年度初めには着工の運びと、一歩一歩進展しております。檀信徒各位、関係者各位の皆様には、多大なるご協力をお願いし、絶大なるお力添えをいただきました事に衷心より感謝申し上げます。
 浄善寺にとりまして、この一年がその準備等で大変な事になりそうです。
 後ひと踏ん張りでございます。今後も何卒よろしくご支援の程よろしくお願い申し上げます。
 平成十七年が皆様にとってより幸多き年になる事を祈念して、新年のごあいさつとさせていただきます。
                                                   合掌
                                       浄善寺二十六世住職
                                               原田 敏規

●婦人会からのおさそい
 毎月の婦人会の行事をお知らせします。
 【第四木曜日】
  夜七時三○分〜九時迄
    詠唱の練習
 【毎週土曜日】
  午前十時〜十一時半
  初心者対象
    詠唱の練習
 どちらの練習でも都合の良い方にご参加下さい、是非一度お越し下さい。
平成17年度
浄善寺行事予定表
1月29日 世話人会初寄り 18:00〜 9月25日 秋彼岸法要
3月21日 春彼岸法要  14:00〜 11月1日

11月2日
十夜法要(本原敏之上人)

現本堂での最後の法要になる予定です。
4月8日 花まつり  10:00〜14:00 12月31日 浄焚式(出来るかどうか
分かりません)
8月1日 施餓鬼法要  13:00〜
8月11日 お盆棚経(福岡)
8月12日 お盆棚経(北九州〜宮田)
8月13日

8月15日
お盆棚経(地元)

●浄善寺護持会
 平成十七年度以前の護持会費未納の方が若干おられます。浄善寺護持の為の檀信徒会費です。早目に納入して下さいますようお願い致します。

●永代供養について
 当寺では【永代供養】を行っております。永代供養とは、一度申し込まれますと、その
家の人がお参りになろうとなられまいと、浄善寺が存在する限り御回向される制度です。
詳しい事は住職まで。

平成17年度 平成18年度
壱周忌 平成16年
参回忌 平成15年 平成16年
七回忌 平成11年 平成12年
十三回忌 平成5年 平成6年
十七回忌 平成元年 平成2年
二十五回忌 昭和56年 昭和57年
三十三回忌 昭和48年 昭和49年
五十回忌 昭和31年 昭和32年